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実技で登る前に"宿題"を

登山は登る前の準備が、登ることと同じくらい大事!

· 講座,やまスク

やまスクの実技で実際の山に登る前には、参加者の方には宿題をやってきてもらいます。

なぜ宿題を出すのか?

それは、「やまスクは格安のガイド登山を提供するサービスではないから」です。

やまスクの理念は、自立した「デキる登山者」の育成にあります。

やまスクの実技ではプロのガイドが講師となります。参加者の方が多少準備不足であっても、ガイドがカバーしてくれます。この点は非常に安心できる、やまスクのメリットだと思います。

ですが、参加者の皆さんがやまスクで学ぶのは、ガイド登山が目的ではなく、こんな登山者になりたいからではないでしょうか?

行きたい山をご自分で調べて、計画し、道具を選別し、体力を増強し、技術を磨く。これら登山の前の準備があることにより、安全に登り、無事下山することができます。

登山前に準備する力を付けていただくために、実技参加にあたっては下記の"宿題"をこなしてきてください。

これらの宿題は、地図読みや山岳気象などの知識が必要となります。学んだことがない方はなんとなくでも良いので出来る範囲で調べて、ご自身で考えてきていただくだけでも結構です。

歩く山の地形・ルートを調べてくる

残雪期乗鞍岳山頂付近

道は登りか下りか、それは急なのか緩やかなのか。
こういった情報を把握することは、どれくらい体力が必要か、ペース配分を考える目安になります。

尾根か谷か、目標物はあるか。

これらは道迷いを防ぐためにも事前に頭に入れておきたい情報です。

風を避けられそうなところはあるのか。危険そうな箇所はあるか、エスケープルートはどこか。

遭難しないために、注意すべき箇所を押さえておきましょう。

地形・ルート情報の調べ方

地形を調べるなら、地理院地図をおすすめします。

ルート情報については、多くの登山者が山行記録をアップしているヤマレコで調べるとイメージをつかむことができます。

当日の天気の予想

レンズ雲。この雲が示すことは?

暑いのか寒いのか。

暑ければ服装も薄めで良いかもしれません(何かあった時に一晩過ごせるだけの防寒着は必ずご用意ください)。ですが水分も多めに必要となるでしょう。

寒ければもう一枚防寒着を持っていくことも考えましょう。

風は強いのか弱いのか。

風速1mごとに体感温度は1度下がると言われています。気温が低くなくとも風が強ければ寒さを感じるでしょう。また、強風の場合、バランスを崩して転倒、滑落する危険もあります。

晴れか曇りか雨か。

夏の晴れなら熱中症の心配もあります。雨に風が加われば、夏の高山でも低体温症のおそれもあります。

山の天気の調べ方

山頂などを含めた山の天気予報は一般には公開されていません。

やまスクとしては、有料ではありますが山の天気予報をおすすめしています。

山の天気予報では、登山者でもある気象予報士が、地形、山の位置関係などを考慮した上で、山頂の天気を予報します。

無料で調べる範囲であれば、気象庁の天気予報を参考にしましょう。

ただし、気象庁の天気予報を含め、一般的な天気予報は地上の予報となります。
 

山の天気の難しい点はいくつかあります。

気温は、100m標高があがるごとに0.6度下がると言われています。標高0mと比較すると、1,000mの山では6度、3,000mの山では18度下がる、ということを目安に考えましょう。

その他、風向きや天候悪化のタイミングなどは山特有の難しさがあり、簡単にはお伝えしづらいものです。

山岳気象について学びたい方は、山の天気予報の気象予報士による山岳気象講座の講義動画を有料配信中ですのでご検討ください。

準備することで山がもっと安全で楽しくなる

準備は楽ではありませんが、安全登山に繋がります。また、体力やペース配分に余裕ができることで写真撮影や山ご飯の時間を多めに取るなど、もっと登山を楽しむことができるようになります。

せっかくプロのガイドに学ぶ機会ですので、予習して、実技の時間を有効活用してくださいね!

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