「梅雨・夏山の気象」を学ぶオンライン講習会 の講義動画の有料配信を開始しました。
ぜひ動画で学んで、安全な登山に役立ててください。
初級編「これだけは知っておきたい!夏山の天気入門と梅雨の気象リスク」
講師:渡部 均氏
梅雨から夏にかけては、梅雨前線の動向と、積乱雲(=落雷や強雨をもたらす雲)の発達に注意が必要な季節。
初級編ではこの時期の天気の特徴、注意すべき気圧配置や、「登山前」「登山中」に確認すべき点などを学びます。
必要な基礎知識は一からじっくり解説しますので、これまでの講習には参加していない方でも安心して受講いただけます。
参考資料:山岳気象大全(猪熊隆之著・山と渓谷社)P176~184
講義内容詳細
- 今回学ぶこと
- 梅雨期の天気の特徴や、梅雨前線のリスク等を学ぼう
- 夏の天気の特徴を学ぼう
- 危険な気圧配置を覚えよう
- 雷雨に遭遇した場合の回避行動について学ぼう
- Part1.梅雨期の天気と、気象リスクや気圧配置
- 前線とは…
- 梅雨時期の雨の降り方(従来の場合)
- 梅雨前線の形成
- 梅雨期の雨の降り方(近年の場合)
- 梅雨前線のポイント
- 出発前に天気図をチェックしよう︕
- 梅雨前線と強風・暴風
- 強風地帯を予想する
- Part2.夏山の特徴と、落雷・強雨から身を守る方法
- 夏の気圧配置
- 夏の主役は太平洋高気圧
- 太平洋高気圧に覆われて、山麓は晴れているのに、山では雲がかかることがある。なぜだろう・・・︖
- 雲には“やる気”がある雲とない雲がある
- 大気が安定しているとき、不安定なとき
- 天気予報のこの言葉に要注意︕︕
- 落雷や局地豪雨が起こりやすい気圧配置
- ◯◯周辺では大気が不安定
- 観天望気
- 雷・短時間強雨の前兆
- 雷
- どこに避難すべき?
- 雷に遭遇したときにとる姿勢
お申し込み
中級編「高層天気図から予想する梅雨と夏山の気象リスク」
講師:渡部 均氏
梅雨や夏の時期の気象リスクは、地上天気図だけでは把握することが難しいことも。
このため、高層天気図も併せて確認することで、より的確にリスクを把握することができます。
普段なかなか学ぶ機会のない850hPa相当温位・風予想図なども使い、どのような点に注目すべきかをじっくりと学んでいきます。
参考資料:山岳気象大全(猪熊隆之著・山と渓谷社)P108~109、P154~176
講義内容詳細
- 学ぶこと
- 梅雨期にしばしば発生する集中豪雨のリスク→◯◯図で確認
- 山においては、梅雨前線は強風や暴風を伴うこともある→リスクを◯◯図で確認
- 積乱雲が発生しやすい気圧配置でなくとも、雷雨となることがある→リスクを◯◯図で確認
- Part1: 梅雨期の集中豪雨を予想しよう
- 梅雨前線による気象災害
- 梅雨前線による大雨は西日本と日本海側で多発
- 梅雨前線のポイント
- 2024年7月1日の例 九州北部などで土砂災害警報情報発表
- 集中豪雨のリスクを予想する
- 850hPa相当温位・風予想図で見るポイント
- 2025年6月10日九州北部で大雨(前日には九州北部で線状降水帯発生の可能性ありと発表も)
- 2024年6月28日 静岡県中部・西部で線状降水帯発生
- 北アルプスで増水した沢を渡渉して遭難
- Part2: 強風帯の位置を予想しよう
- 上層の強風軸の位置
- 梅雨前線と強風・暴風
- 地上天気図では等圧線があまり狭くなっていなくとも、強風や暴風となることがある
- Part3: 落雷、短時間強雨のリスクを予想しよう
- 落雷や局地豪雨が起こりやすい気圧配置
- 高層天気図を使って落雷・局地豪雨のリスクを予想
- 2024年8月7日 東日本各地で雷雨や強雨多発
- 2019年5月4日 鍋割山(丹沢)で落雷事故
- 実習編1: 2021年8月12〜14日の事例(東日本〜西日本で記録的な大雨)
- 地上天気図、雨雲レーダー、850hPa相当温位・風予想図に基づいて検討
- 地上天気図+予想図から読み取るべきこと
- 安全登山における2本柱
- 1︓登山前の計画
- 2︓登山中の行動
- 実習編2: 上高地〜前穂高岳
- 自分だったら、事前に入手できる天気図からどのように判断するかを考えてみよう。
- (2021年8月12〜14日の天気図で想定)
お申し込み
初級編・中級編セット
初級編と中級編がセットで、個別にお申し込みいただくよりもお得となります。
諸注意
講義動画、および、講義資料について
- 講義動画の著作権は株式会社ヤマテン、および、やまスクを運営する株式会社NGCSに帰属します。
- 講義資料の著作権は株式会社ヤマテンに帰属します。
- 講義動画および講義資料は、閲覧料をお支払になった方にのみご提供いたします。閲覧は閲覧料をお支払いになった方ご本人限定とし、公開、複製、転売、他の方への配布は固くお断りいたします。また、講義動画のダウンロードにつきましても固くお断りいたします。
- 講義資料ダウンロードURL、および、講義動画は閲覧期限を1か月としています。1か月経過後、アクセスできなくなります。
*一度ダウンロードしていただいた講義資料PDF自体には閲覧期限はございません。永続的にご覧いただけます。