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[2021/08/13~8/15] 南アルプス・面平キャンプ場でのエコ登山体験と百名山・光岳を登る講習会

手前:易老岳、奥:光岳

*日程を当初6/26-6/28から変更いたしました。

今回の講習のポイント

百名山・光岳

深田久弥の百名山の一座であり、南アルプス最南端であり、ハイマツと雷鳥の世界南限(!)でもあります。

光岳へのアプローチは長野側からも静岡側からも長く、早朝に出発しても光岳小屋に着くのは夕方頃。距離だけでなく標高差も厳しく体力も必要です。

例えば長野側の易老渡から登るとするとその標高は900mほど。光岳は標高2,591mと、単純計算で標高差はおよそ1,700mになります(単純な標高差だけなら、北アルプスでは上高地から奥穂高岳に登るのとほぼ同様です)。標準的な日程では、早朝に登山口を出発し、光岳小屋に着くのは15時や16時といったところでしょう。このようなルート事情もあり、光岳(とお隣の聖岳)は百名山の最後の1座として残ることも多いそう。

しかし今年から、長野側からのルートの途中、標高1,460mの面平にキャンプ場が開設されました。ここで一泊することで、光岳に体力的にも時間的にも余裕を持って登山できるようになりました。

面平キャンプ場の特徴: “残すのは足跡だけ”

この面平キャンプ場は「エコ登山」の推進を目指し設立されたもの。環境に配慮し、山小屋を新たに作るのではなく、キャンプ場にあるレンタルテントで泊まります(登山口からテントを背負って歩かなくても良いのです!)。マット・炊事道具も現地の物品を利用できます。トイレは環境に配慮し、携帯トイレで持ち帰り。”残すのは足跡だけ” を体現したキャンプ場と言えます。

面平キャンプ場、エコ登山に関しては以下のページをご覧ください。

日本初の「登山レンタルテント・キャンプ場(面平)」を利用した光岳・仁田岳登山と 登山道としてよみがえった遠山林道軌道を歩くファムトリップを実施

登山家・冒険家 大蔵喜福さんに聞く 『南ア最深部・エコロジー登山』クラウドファンディングへのご協力依頼

面平キャンプ場は一般には開放されておらず、許可を得たガイドと同行することでしか利用できません。

今回は、地元・飯田市の登山ガイドであり、やまスクでもおなじみの羽場崎 功ガイドをお迎えし、面平キャンプ場でのエコ登山光岳登山を体験する講習会となります。

講習会の流れ

  1. 申し込む:本ページ下部の申し込みフォームからお申し込みください。
  2. 事前のオンライン講義と打ち合わせに参加する
  3. 実技に参加する

オンライン講義

  1. 自己紹介
  2. 面平キャンプ場で実現される「エコ登山」とその意義
  3. 実技の行程説明
  4. 質疑応答

オンライン講義開催日程

*下記日程のいずれかにご参加ください。ご都合の悪い場合はご相談ください。

参加準備

Zoomを使います。参加者の方とやりとりするため、スマートフォン、または、マイクとカメラを備えたパソコンをご用意ください。不安のある方は事前にサポートいたしますのでお問い合わせください。

実技

*詳細な待ち合わせ場所・行程についてはオンライン講義の際にお知らせいたします。
*天候、登山道のコンディション、メンバーの状況等により変更となることがあります。
*講習が主体であり、登頂を保証するものではありません。

日程 2021/08/13(金)-8/15(日)

集合 2021/08/13(金)11:00 長野県飯田市南信濃木沢811 旧木沢小学校 集合

行程

1日目

2日目

3日目

→16:00芝沢ゲート(ふりかえり・解散)

体力の目安 1日あたり最高で上り単純標高差1,000m程度。重量は小屋泊装備+3~4kg(シュラフ・マット+水+食糧分配分+3日分の行動食。水場は易老渡登山口から光岳小屋までありませんので、個人用に3リットルの水は必要です。)程度。2,000mを超えるため、高山病にかかりやすい方は事前に2,000m以上の山で慣れることを強く推奨します。

技術の目安 岩場などの危険箇所は少ないです。 道が細い箇所や、足場の悪い箇所はあります。

装備等

必須:リュックサック(食糧の分配があるため、余裕のある状態で)、レインウェア(上下分かれているもの。防水透湿素材)、登山靴、水筒・サーモス(3リットルは持てるように。1リットルサイズのプラティパスなどで小分けにすると便利です。易老渡から光岳小屋までの間は水場はありません)、行動用食料(1日目昼食、2日目昼食、3日目昼食も含む)、ニット帽・手袋(防寒)、防寒着、着替え、アンダーウェア(コットン不可)、トイレットペーパー、ファーストエイドキット(持病薬や日常薬など)、サングラス、帽子、ヘッドランプ、地図・プレートコンパス、シュラフ(寝袋)、テントマット(2日目光岳小屋宿泊で必要)、シュラフカバー、食器類(皿、スプーン、フォーク)、手指消毒用アルコール(ウェットティッシュやスプレー、ジェルなど)

余裕あれば:虫除け(面平キャンプ場は虫がいます)、日焼け止め、ストック、高度計・GPS・地図アプリ

講習料

53,000円(税込)

面平での夕食・朝食分、光岳小屋での夕食・朝食分)

*山岳保険未加入の方は保険に加入していただきますので、保険料を別途頂戴いたします。

*講習料は実技当日に講師にお渡しください。

*ご自身の分の食糧について、すべて調達・運搬を行う方は割引がございます。お問い合わせください。

早期申込特典:3,000円分のAmazonギフト券進呈

7/26(月)17時までにお申し込みの方に、3,000円分のAmazonギフト券を進呈します。

条件

進呈方法

実技受講後7日以内に、やまスク事務局より、EメールにてAmazonギフト券3,000円分を獲得できるリンクをお送りします。

諸注意

催行について

悪天候の場合であっても可能な限り講習内容・場所を工夫し開催いたします。
また、講習が主体であるため、登頂を必ず保証するものでもありません。暴風警報発令等、アクセスが困難な状況以外では基本的に中止はいたしません。

キャンセル料について

参加者の方の都合によるキャンセルについては時期によってキャンセル料を頂戴します。キャンセルを決定次第、

office@yama-school.com まで速やかにご連絡ください。

キャンセル料発生条件

その他

主催・講師

アルプスネイチャークラブ代表理事 羽場崎 功ガイド

南アルプスと中央アルプスに挟まれた信州伊那谷の老舗登山ショップに生まれ、子供の頃から山に親しむ。ガイド歴25年、アルプスの山々やバックカントリーのガイドとして活動。地元ガイド組合、アルプスネイチャークラブを設立。

現在は登山ガイドを通じて、南信州の山岳文化の発展に力を入れている。

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